伊弉諾神宮(兵庫県淡路市)

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)DATA

伊弉諾神宮【御祭神】伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)

【別称】日之少宮・淡路島神・多賀明神・津名明神・一宮大神・伊弉諾神社・いっくさん・伊弉諾さん

【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治十八年)・淡路国一宮・別表神社

【創建】神代

【主な祭典】例祭(4月22日)

【摂末社】竈神社・根神社・鹿島神社・住吉神社・岩楠神社(子授け安産の神)ほか

【見どころ】本殿(1882年造営の三間社流造)・夫婦大楠・香りの碑(沈香の日本伝来記念碑)

【場所】兵庫県淡路市多賀

父なる神の幽宮

本来は伊弉諾尊のみを祀った神社であると考えられている。伊弉諾尊は、伊弉冉尊とともに国産み・神産みを行った神であり、日本書紀では、事を成し終えたあと淡路洲に幽宮(かくりのみや)をつくって鎮まったとも、天に昇って日の少宮(わかみや)にとどまったとも記されている。古事記の真福寺本には「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也」とあり、滋賀県の多賀大社を幽宮とするが、誤謬の可能性が指摘されている。
伊弉諾神宮が鎮座する淡路島は、古事記には、最初に生んだ島であると記されている。伊弉諾神宮のある場所は伊弉諾尊の御陵であり、明治時代に御陵の禁足地に社殿が建てられた。伊弉冉尊は、1932年(昭和7年)に合祀されている。

⇒ 伊弉諾神宮ホームページ
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