枚聞神社(鹿児島県指宿市)

枚聞神社(ひらききじんじゃ)DATA

【御祭神】主祭神:大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)
配祀神:天之忍穂耳命・天之穂日命・天彦根命・活津彦根命・熊野樟日命・多紀理比売命・狭依毘売命・多岐津比売命

【別称】開聞神社・和多都美神社・おかいもんさん

【社格等】延喜式内社・国幣小社(明治四年)・薩摩国一宮・別表神社

【創建】神代

【主な祭典】神幸祭(10月16日)

【摂末社】川上神社ほか

【見どころ】本殿(入母屋造)・玉の井・宝物殿(重要文化財松梅蒔絵櫛笥など)

【場所】鹿児島県指宿市開聞十町

開聞岳の麓に位置する山幸彦神話の里

開聞岳を神体山として、古くから信仰されていた神社だと考えられているが、縁起には和銅元年(708年)創建とある。当初は開聞岳の南麓に鎮座していたとされるが、度重なる噴火で神位が進められるとともに、現在地に遷った。
御祭神に関しては、現在は大日孁貴命となっているが、海神(わたつみのかみ)であるとの説など、諸説ある。また、本殿裏には海神の姫神である豊玉姫の御陵であると伝わる場所があり、北方約500メートルのところには、日本神話に豊玉姫と彦火々出見尊(山幸彦)が出会ったとされる玉の井があるなど、海神との関係が深い神社である。

言霊の杜