丹生川上神社(奈良県吉野郡東吉野村)

丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)DATA

【御祭神】罔象女神(みずはのめのかみ)

【相殿神】伊邪奈岐命伊邪奈美命

【東殿神】大日孁貴命・八意思兼命・誉田別命

【西殿神】開化天皇・上筒男神・大国主命事代主命・綿津見神・菅原道真公

【別称】雨師(あまし)の明神・蟻通(ありとおし)さん

【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(大正十年)・二十二社(下八社)・別表神社

【創建】白鳳4年(675年)

【主な祭典】例祭(10月16日:大和三大祭りの一つ)

【摂末社】丹生神社(弥都波能売命)ほか

【見どころ】本殿(1829年造営の三間社流造)・神武天皇聖蹟・夢淵・吉野離宮址・石灯籠(重要文化財)・叶えの大杉・

【場所】奈良県吉野郡東吉野村大字小

神武天皇が戦勝を占った地に鎮座する水の神

神武天皇東征の際に、戦勝を占った地に建つ神社。白鳳4年(675年)に神託によって、丹生川上の地に水の神・罔象女神を奉斎し、大和神社の別宮になったとされる。
祈雨止雨の霊験に崇敬篤く、平安時代には二十二社に列せられた。けれども戦国時代に衰微し、所在不明となっていた。明治4年に、現在の丹生川上神社下社の場所を「丹生川上社」とし、明治29年に丹生川上神社上社と併せて上下二社としたが、大正時代に「蟻通神社」と呼ばれていた郷社が本来の「丹生川上社」であることが判明し、大正11年にこれを中社として、三社併せて官幣大社とした。戦後、三社は分離独立した。

⇒ 丹生川上神社ホームページ

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