石清水八幡宮 平成28年12月30日

伊勢神宮と並び立つ二所宗廟 石清水八幡宮

かつて男山八幡宮と呼ばれた石清水八幡宮は、託宣で知られる九州の宇佐神宮から平安時代に勧請された。京都の裏鬼門を守護し、伊勢神宮に次ぐ格を得た。清和源氏の氏神としても知られ、鎌倉の鶴岡八幡宮は石清水八幡宮の分霊が勧請されている。八幡太郎義家と呼ばれる源頼家は、ここで元服の式を挙げた。

一の鳥居

石清水八幡宮江戸時代の書家であり僧である松花堂昭乗の提言により、寛永13年(1636年)、花崗岩製のものに造り替えられた。額は、藤原行成の書を模して松花堂昭乗が書いた。

石清水八幡宮頓宮

石清水八幡宮勅祭石清水祭において山上の御本殿より御神霊が御遷しされる頓宮が、山麓にある。大正4年造営。

高良社

石清水八幡宮仁和寺の法師が高良神社などを本宮と勘違いし、山上まで上がらずに帰ってしまったという徒然草の説話で有名な、石清水八幡宮摂社・高良社。貞観2年(860年)6月15日に社殿を建立。往時は荘厳を極めたが、戊辰戦争で消失。明治17年(1884年)再建。武内宿禰のことだともされる高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)が祀られる。

石清水社

石清水八幡宮もとは、男山から湧き出す霊水「石清水」を御神体として祀られていた石清水八幡宮。中腹にある摂社のひとつ石清水社に、その原型を見ることが出来る。天御中主命を御祭神とする。
神明鳥居は、寛永13年(1636年)、当時の京都所司代・板倉重宗の寄進で、銘文は一の鳥居と同じく松花堂昭乗の書。
皇室および将軍家の祈祷には、ここの霊水を本宮に献供しており、神前に供された石清水を「御香水」といった。

御神木

石清水八幡宮御神木・楠木。神楽殿近くにある御神木は、楠木正成公が、建武元年(1334年)に必勝を祈願し、奉納した。京都府の天然記念物。根周り18m、樹高30m、樹冠40m。

石清水八幡宮上院社殿

石清水八幡宮日本三大八幡宮の一社に数え上げられる石清水八幡宮。国宝の上院社殿は、八幡造の代表。寛永11年(1634年)徳川家光建造。

謡曲「弓八幡」と石清水八幡宮

石清水八幡宮世阿弥の謡曲「弓八幡」は、当宮の神徳を称える。八幡大菩薩は、源氏の氏神で、弓矢の守護神であることから、弓と矢と幡との3つの兵具ををもって「弓八幡」とした。この祝言は、弓矢で敵を射抜くことではなく、弓を懐に入れて武をおさめることを謡う。

名酒「男山」と石清水八幡宮

石清水八幡宮江戸幕府の官用酒「御免酒」として知られる日本酒「男山」は、関西伊丹の地で木綿屋の屋号を掲げて酒造りを行っていた山本三右衛門が、男山八幡宮(石清水八幡宮)からその名を取った。武士の元服の祝儀に用いられる日本酒としても、この霊験を受けた酒は人気だった。その人気を受けて全国に多くの「男山」を掲げる日本酒が誕生したが、現在その正統を受け継ぐのは、旭川の酒造である。なお、石清水八幡宮の御神酒としては、城陽酒造の「橘酒」が納められている。



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