太宰府天満宮(福岡県太宰府市)

太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)DATA

【御祭神】菅原道真公

【社格等】官幣中社(明治二十八年)・別表神社

【創建】延喜19年(919年)

【主な祭典】例祭(9月25日)・うそかえ(1月7日)・天神祭(1月25日)

【摂末社】志賀社ほか

【見どころ】本殿(1591年造営の五間社流造:重要文化財)・飛梅・宝物殿・心字池・うそかえ神事

【場所】福岡県太宰府市宰府

京都の北野天満宮とともに天満宮の総本社とされている菅公の霊廟

菅原道真公は、昌泰4年(901年)に陰謀によって大宰権帥として左遷され、延喜3年(903年)に配所の榎寺で亡くなった。棺をのせた車を引く牛が動かなくなった安楽寺の地に埋葬して廟所とし、延喜5年に随臣の味酒安行が大自在天神と称した。さらに、不吉な出来事が重なったため「道真の祟り」と恐れて、醍醐天皇の勅を奉じた藤原仲平が大宰府に下向し、墓所の上に社殿を造営し、延喜19年に竣工した。
しかし祟りは収まらず、延長8年(930年)6月には清涼殿落雷事件も発生した。そのため、道真には太政大臣追贈などの慰撫の措置がとられ、社には、皇族をまつるための社号である「天満宮」も併用されることとなった。
明治時代の神仏分離以前は、安楽寺天満宮、天原山安楽寺、菅公聖廟などと呼ばれていた。

⇒ 太宰府天満宮ホームページ

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