走水神社(神奈川県横須賀市)

走水神社(はしりみずじんじゃ)DATA

走水神社【御祭神】日本武尊(ヤマトタケルノミコト)・弟橘媛(オトタチバナヒメ)

【社格等】郷社

【創建】不詳

【主な祭典】10月15日(例大祭)

【摂末社】稲荷神社(豊受姫命・宇迦之御魂神)・須賀神社(須佐之男命)・神明社(天照大御神)・諏訪神社(建御名方神)・別宮(弟橘媛命に殉じた侍女)・水神社(河童大明神)

【見どころ】弟橘媛命の記念碑(弟橘媛命の今際の御歌が刻まれた明治43年6月5日建立の歌碑)・御砂倉(弟橘媛の社があった御所ヶ崎東海岸の御砂を安置し頒布されている)

【御利益】恋愛成就・縁結び

【場所】神奈川県横須賀市走水

恋愛成就の社として人気を集める走水神社

享保年間の火災で、神社の記録が焼失したために、創建に関しては不詳である。社伝では、日本武尊が東征の折に御所ヶ崎に御所を建てられたという。走水の海を渡る段になって、日本武尊が自分の冠を村人に与えたところ、村人は冠を石櫃に納めて土中に埋め、その上に社を建てたという。これが、日本武尊を祀る走水神社の創建である。
明治18年には、軍用地となった橘神社が走水神社境内に移され、明治42年には日本武尊と合祀されるようになった。橘神社は、御所ヶ崎の弟橘媛の御陵にあった神社で、日本武尊の妃である弟橘媛が祀られていた。

弟橘媛は、荒海を鎮め日本武尊を助けるために、御所ヶ崎の「むぐりの鼻」に身を投じたと伝わる。合祀されたことにより、再び巡り合える「恋愛成就・縁結びの社」として、近年、特に若い女性の参拝の絶えない神社である。

⇒ 走水神社ホームページ
⇒ 記事|愛に捧げた命
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