熊野速玉大社(和歌山県新宮市)

熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)DATA

【御祭神】
(上四社)
第一殿:熊野夫須美大神
第二殿:熊野速玉大神
第三殿:家津美御子大神・国常立尊
第四殿:天照大神・高倉下命
(中四社)
第五殿:天忍穂耳尊
第六殿:瓊々杵尊
第七殿:彦火火出見尊
第八殿:鵜葺草葺不合命
(下四社)
第九殿:国狭槌尊・豊斟渟尊
第十殿:泥土煮尊
第十一殿:大戸道尊
第十二殿:面足尊

【別称】熊野新宮

【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(大正四年)・別表神社

【創建】景行天皇58年

【主な祭典】熊野速玉祭(10月15~16日)

【摂末社】神倉神社・熊野恵比寿神社ほか

【見どころ】熊野速玉大社境内(国の史跡)・梛の大樹・熊野神宝館

【場所】和歌山県新宮市新宮

世界遺産であり熊野三山のひとつ

神代に、神倉山のゴトビキ岩に熊野速玉大神と熊野夫須美大神が降り立ち、祀ったのが創祀。社伝によると、景行天皇58年に現在地に遷座し、速玉之男神の名から社名をとった。また、熊野権現が、唐の天台山を出て、英彦山に降臨、その後各地を遍歴した後、神倉山に祀られたともされる。神倉山には現在、摂社である神倉神社があり、元宮と呼ばれている。元宮に対し、熊野速玉大社は新宮と呼ばれる。
当初は、早玉(熊野速玉大神)・結(熊野夫須美大神)・家津美御子大神が二社殿に祀られていたが、平安時代の初めに十二の社殿が建てられた。天慶三年(940年)には正一位に叙せられている。御幸に際しては、熊野本宮神社に参った後、熊野川を下って熊野速玉大社に参る習わしであった。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコの世界遺産である。

⇒ 熊野速玉大社ホームページ

言霊の杜