丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)DATA
【御祭神】闇龗神(くらおかみのかみ)
【別称】丹生大明神
【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治四年)・二十二社(下八社)・別表神社
【創建】不詳
【主な祭典】例祭(6月1日)
【摂末社】八幡神社(応神天皇)・大山祇神社(大山祇命)ほか
【見どころ】本殿(1885年修築の三間社流造)・太鼓踊り(奈良県の無形民俗文化財)
【場所】奈良県吉野郡下市町長谷
祈雨止雨の名社
洪水によって流されてきた丹生社の鳥居を御神体として祀ったのが創祀であるという言い伝えがある。
丹生川上社は、中古・中世に祈雨止雨の神として崇拝されていたが、戦国時代に衰微し、所在不明となってしまった。江戸時代の式内社考証で、丹生川上社は丹生大明神に比定する説が有力となり、明治4年には官幣大社丹生川上神社として認定された。しかし、明治7年に高龗神社が丹生川上社奥宮と認定され、明治29年に丹生川上神社上社と併せて上下二社とした。大正時代には、「蟻通神社」と呼ばれていた現在の「丹生川上神社」が本来の「丹生川上社」であることが判明し、大正11年にこれを中社として、三社併せて官幣大社とした。戦後、三社は分離独立した。
⇒ 丹生川上神社下社ホームページ