近江神宮(滋賀県大津市)

近江神宮(おうみじんぐう)DATA

【御祭神】天智天皇

【社格等】官幣大社(昭和十五年)・勅祭社・別表神社

【創建】1940年(昭和15年)

【主な祭典】例祭(4月20日)・漏刻祭(6月10日)

【見どころ】本殿(1940年造営の近江造:登録有形文化財)・時計館宝物館・近江神宮かるた祭

【場所】滋賀県大津市神宮町

戦後復興が祈願された勅祭社

天智天皇は、667年に飛鳥から遷都し、近江大津宮を営んだ。明治時代から天智天皇を祭神とする神社の創建運動があったが、近江大津宮があった大津市のある滋賀県が、県民負担で1938年(昭和13年)に造営を始めた。そして、皇紀2600年となる1940年(昭和15年)11月7日に創祀され、官幣大社に列せられた。1945年(昭和20年)12月15日には、昭和天皇が戦後復興を天智天皇に祈願し、勅祭社に治定された。

天智天皇は、日本で初めて水時計(漏刻)を設置したことから、時の記念日である6月10日には漏刻祭が開催され、時計館宝物館と近江時計眼鏡宝飾専門学校が境内にある。「小倉百人一首」の一番「秋の田のかりほの庵のとまをあらみ わが衣手は露にぬれつつ」が天智天皇の和歌であることから、競技かるたの名人位・クイーン位決定戦が行われている。

⇒ 近江神宮ホームページ

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