八重垣神社(島根県松江市)

八重垣神社(やえがきじんじゃ)DATA

八重垣神社【御祭神】主祭神:素盞嗚尊(すさのおのみこと)・櫛稲田姫(くしなだひめ)
配祀神:大己貴命(おおなむちのみこと)・青幡佐久佐日古命(あおはたさくさひこ)

【別称】八重垣大明神・佐久佐神社・八重垣さん

【社格等】延喜式内社(小社)・県社・別表神社

【創建】神代

【主な祭典】例祭(10月20日)・身隠神事(5月3日)

【摂末社】天鏡神社(稲田姫命)・山神神社(大山祇命)・足摩乳神社(足摩乳命)・手摩乳神社(手摩乳命)ほか

【見どころ】本殿(江戸中期の大社造)・鏡の池 (良縁占いの池)・連理の椿・夫婦杉・佐久佐女の森・宝物収蔵庫(重要文化財の本殿板壁画ほか)

【場所】島根県松江市佐草町

和歌発祥の地に立つ八重垣神社

素盞嗚尊が、櫛稲田姫(稲田姫)を守るために八重垣をつくり、八岐大蛇を退治した後、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」と、和歌のはじめとなる歌を詠んだ場所に立つ。
延喜式に「佐久佐神社」の名で載る神社であり、元は素盞嗚尊の御子神である青幡佐久佐日古命を祀る神社であった。そこに、素盞嗚尊が宮殿を構えた須賀の地より遷座したとも伝えられる。けれども出雲国風土記に、青幡佐久佐日古命は「大草」に坐すとあり、佐久佐神社は松江市大草町の六所神社であるとの説もある。
境内奥の佐久佐女の森は、素盞嗚尊が八岐大蛇を退治する際に舞台になった場所と伝わり、稲田姫を守るために大杉の周囲に「八重垣」が廻らされた処である。今はそこに鏡の池があり、良縁を占う池として人気を集めている。

⇒ 八重垣神社ホームページ
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