秩父神社(埼玉県秩父市)

秩父神社(ちちぶじんじゃ)DATA

秩父神社【御祭神】八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)・知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・秩父宮雍仁親王

【別称】秩父妙見宮・四宮秩父大明神

【社格等】延喜式内社・国幣小社(昭和三年)・武蔵国四宮・別表神社

【創建】崇神天皇10年

【主な祭典】秩父夜祭(例祭:12月1日~12月6日 ユネスコ無形文化遺産)

【摂末社】天神地祇社・日御碕神社(須佐乃男神)・諏訪神社(建御名方神・八坂刀賣神)・禍津日社(禍津日社)ほか

【見どころ】本殿 (1592年家康寄進の権現造)・社殿の彫刻(左甚五郎の作と伝わる)

【場所】埼玉県秩父市番場町

ユネスコ無形文化遺産の秩父夜祭で知られる秩父の総鎮守

武甲山を遥拝する聖地にある。「先代旧事本紀」の記載を引き、崇神天皇の時代に知知夫彦命が初代知知夫国造に任命され、祖神の八意思兼命を祀ったことに始まるとされる。
合祀されている知知夫彦命は、允恭天皇年間に合祀、天之御中主神は、明治の神仏分離の時に妙見菩薩から改められた。昭和天皇の弟であらせられる秩父宮雍仁親王も、昭和28年に合祀された。

上野国染谷川の合戦で妙見菩薩の加護を得た秩父平氏の祖である平良文は、平将門の軍勢に打ち勝ったため、秩父に居を構えた際に妙見社を勧請した。以来秩父の妙見菩薩は、主祭神を凌ぐほどの信仰を集め、秩父神社は秩父妙見宮とも呼ばれていた。

⇒ 秩父神社ホームページ
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