石上神宮(奈良県天理市)

石上神宮(いそのかみじんぐう)DATA

【御祭神】主祭神:布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)・布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)・布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)
配祀神:天羽々斬剣(あめのはばきりのつるぎ)・宇摩志麻治命(うましまじのみこと)・五十瓊敷命(いにしきのみこと)・白河天皇(しらかわてんのう)・市川臣命(いちかわおみのみこと)
市川臣命

【別称】石上振神宮・石上坐布都御魂神社・石上布都御魂神社・石上布都大神社・石上神社・石上社・布留社・岩上大明神・布留大明神

【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治四年)・二十二社(中七社)・別表神社

【創建】崇神天皇7年

【主な祭典】ふるまつり(10月15日)

【摂末社】出雲建雄神社(出雲建雄神)ほか

【見どころ】本殿(1913年造営の流造)・拝殿(国宝)・摂社出雲建雄神社拝殿(国宝)・楼門(重要文化財)・石上神宮社叢

【場所】奈良県天理市布留町

日本最古の神社の一つで宝剣を祀る神社

古事記や日本書紀にも登場する神社であり、物部氏が祀っていた。主祭神は、葦原中国平定の際に使われた布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)に宿る神霊である布都御魂大神である。神武東征時にも活躍し、神武天皇即位の後に物部氏の祖である宇摩志麻治(うましまじ)が宮中で祀っていたが、崇神天皇7年に勅命が下り、伊香色雄(いかがしこお)が石上布留の高庭に遷し、「石上大神」として祀った。貞観9年(868年)には正一位に叙されている。
本殿は設けず禁足地を祀っていたが、明治7年に禁足地より発掘された素鐶頭太刀を布都御魂として、本殿が建造された。邇芸速日命(にぎはやひのみこと)が天降の折に伝えた十種神宝があり、神功皇后摂政52年に百済から献上されたとされる国宝・七支刀もある。

⇒ 石上神宮ホームページ

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