香椎宮(福岡県福岡市東区)

香椎宮(かしいぐう)DATA

【御祭神】主祭神:仲哀天皇・神功皇后
配祀神:応神天皇・住吉大神

【別称】香椎廟・香椎廟宮

【社格等】官幣大社(明治十八年)・香椎廟・勅祭社・別表神社

【創建】仲哀天皇9年(200年)

【主な祭典】勅祭(10年に一度の10月9日)・例祭(10月29日)

【摂末社】武内神社(大臣武内宿袮命)・巻尾神社(中臣烏賊津大連)ほか

【見どころ】本殿(1801年造営の香椎造:重要文化財)・御神木綾杉・不老水(名水百選)

【場所】福岡県福岡市東区香椎

日本書紀にも記述がある勅祭社

熊襲を討とうとした仲哀天皇は、神の託宣を聞かなかったために、筑紫の訶志比宮で崩御した。この時、椎の木に掛け置いた天皇の棺から奇しき香が立ったために、「香椎」の名になったとされる。神功皇后は、森羅征伐の帰還後、鎧の袖に挟んでいた杉の枝を土に挿して本朝鎮護を念じ、これが根付き「綾杉」となったと言われる。
養老7年(723年)2月6日には神功皇后の神託があり、神亀元年(724年)12月20日に香椎廟として創建された。廟としてあったために、延喜式神名帳には載らないが、天皇の即位や国家の大事には奉幣が行われ、重要な役割を担ってきた。

⇒ 香椎宮ホームページ

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