北野天満宮(京都府京都市上京区)

北野天満宮(きたのてんまんぐう)DATA

【御祭神】菅原道真公

【別称】北野爾坐天満宮天神・天満大自在天神社・天満天神・北野天神・北野聖廟・北野社・北野神社

【社格等】官幣中社(明治四年)・二十二社(下八社)・別表神社

【創建】天暦元年(947年)

【主な祭典】例大祭(8月4日)

【摂末社】竈社・地主社ほか

【見どころ】本殿(1607年造営の権現造:国宝)・宝物殿(国宝北野天神縁起絵巻ほか)・梅苑・御土居・三光門(重要文化財)

【場所】京都府京都市上京区御前通今出川上る馬喰町

全国1万2000社の天満宮の総本社

菅原道真公は、昌泰4年(901年)に陰謀によって大宰権帥として左遷され、延喜3年(903年)に亡くなった。その後、不吉な出来事が重なり「道真の祟り」と恐れて、朝廷は道真左遷の宣命を償却し、正二位を贈った。さらに、天慶5年(942年)に多治比文子という少女に託宣があり、天暦元年(947年)6月9日に皇城鎮護の神として北野に社殿が造営された。
永延元年(987年)には、初めて勅祭が行われ一条天皇から「北野天満宮天神」の勅号が贈られた。正暦4年(993年)には正一位・太政大臣が追贈された。
しかし、文安元年(1444年)に麹製造の独占権を巡るトラブルから文安の麹騒動が起こり、北野社は焼け落ち一時衰退した。江戸時代には学問の神として広く信仰されるようになり、全国に広く分霊が祀られるようになった。

⇒ 北野天満宮ホームページ

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