水無瀬神宮(大阪府三島郡島本町)

水無瀬神宮(みなせじんぐう)DATA

【御祭神】後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇

【社格等】官幣大社(昭和十四年)・別表神社

【創建】1240年(仁治元年)

【主な祭典】例祭(12月7日)

【見どころ】本殿(寛永年間移築の入母屋造:国の登録有形文化財)・客殿(豊臣秀吉献納:重要文化財)・灯心席(重要文化財)

【場所】大阪府三島郡島本町広瀬

承久の乱で配流された天皇を祀る

承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇は、延応元年(1239年)に亡くなったが、上皇の置文の遺詔に基づき、離宮であった水無瀬殿の旧跡に御影堂を建立したのが起源。上皇の祟りを恐れた朝廷や幕府は、所領を寄進した。明応三年(1494年)には、後土御門天皇が隠岐より神霊を迎え、「水無瀬宮」の神号を奉じた。江戸時代までは仏式で祀られていたが、明治時代に神式に改められ、承久の乱で配流された土御門天皇・順徳天皇の神霊を配流地から迎えて合祀した。

⇒ 水無瀬神宮ホームページ

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