丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)DATA
【御祭神】第一殿:丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)
第二殿:高野御子大神(たかのみこのおおかみ)
第三殿:大食津比売大神(おおげつひめのおおかみ)
第四殿:市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
【別称】天野大社・天野四所明神
【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(大正十三年)・紀伊国一宮・別表神社
【創建】不詳
【主な祭典】例祭(10月16日)
【摂末社】若宮(行勝上人)ほか
【見どころ】本殿(一間社春日造:重要文化財)・丹生都比売神社境内(国の史跡)
【場所】和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野
高野山とのかかわりが深い丹生都比売神社
「丹生大明神告門」によると、丹生都比売大神は天照大御神の妹神・稚日女命で、神代に奄田に降臨した後、各地を巡り農耕を広め、天野原に鎮座したとされる。また、神功皇后の三韓征伐の際、丹生都比売大神の神託で勝利が得られたため、応神天皇が社殿と広大な土地を神領として寄進した。
空海が金剛峯寺開基に当たっては神領を寄進し、高野山の鎮守として山内にも勧請されている。また、空海を高野山に先導した南山の犬飼(狩場明神)は、高野御子大神と同体であるとされた。
北条政子の支援を受けた行勝上人は、氣比(大食津比売大神)・厳島(市杵島比売大神)を勧請して、併せて四所とした。
⇒ 丹生都比売神社ホームページ