大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)DATA
【御祭神】主祭神:大麻比古神(天日鷲命の子で阿波忌部氏の祖)
配祀神:猿田彦大神(さるたびこのおおかみ)
【別称】おあさはん
【社格等】延喜式内社(名神大社)・国幣中社(明治六年)・阿波国一宮・別表神社
【創建】神武天皇年間
【主な祭典】例祭(11月1日)
【摂末社】山神社(大山祇神)・丸山社(丸山神)・丸山稲荷社(宇迦之御魂)ほか
【見どころ】本殿 (1880年造営の流造)・御神木(楠:鳴門市指定の天然記念物)・ドイツ橋メガネ橋
【場所】徳島県鳴門市大麻町板東字広塚
阿波忌部の祖神を祀る阿波国一宮
阿波国は、神武天皇の時代に、天太玉命(あめのふとだまのみこと)の子孫の天富命(あめのとみのみこと)が、阿波忌部の祖を率いて阿波国に移住し、穀と麻の種を植えて開拓した。後に天太玉命は、阿波国の守護神として大麻比古神の名で祀られたが、その際に背後の大麻山に鎮まっていた猿田彦大神も合祀された。
中御門天皇享保四年(1719年)には、正一位に叙されている。神仏習合時代の大麻比古神社の神宮寺は、現在の四国八十八箇所の第一番札所霊山寺であり、一の鳥居近くに本堂がある。
⇒ 大麻比古神社ホームページ