大鳥大社(おおとりたいしゃ)DATA
【御祭神】日本武尊(やまとたけるのみこと)・大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ)
【別称】大鳥神社・大鳥大明神・大鳥大神宮・大鳥さん
【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治四年)・和泉国一宮・別表神社
【創建】不詳
【主な祭典】例祭(8月13日)
【摂末社】大鳥美波比神社(天照大神)・大鳥井瀬神社 (弟橘媛命)・大鳥羽衣濱神社(両道入姫命・井戸守稲荷大明神)ほか
【見どころ】本殿(1909年再建の大鳥造)・平清盛歌碑(富岡鉄斎書)・千種の森
【場所】大阪府堺市西区鳳北町
約100社ある大鳥神社の総本社
天児屋命(あめのこやねのみこと)の後裔である大鳥連(おおとりのむらじ)が祖神を祀ったのが始まり。中世には正一位に叙せられているが、その時の御祭神は天照大神だったと考えられている。また、伊勢に葬られた日本武尊が白鳥になって飛び立ち、河内国を経て最後に鎮まった場所であるとの伝承から、日本武尊が祭神と考えられるようになった。1896年(明治29年)の祭神考証の結果、内務省の指示により大鳥連祖神に祭神を変更したが、1961年(昭和36年)に日本武尊を加えた。
日本武尊を祭神とするために武家の崇敬が厚く、平清盛は「かひこぞよかへりはてなば飛びかけり はぐくみたてよ大鳥の神」と歌った。防災雨祈の祈願社として特に名高い。
⇒ 大鳥大社ホームページ