寒川神社(さむかわじんじゃ)DATA
【御祭神】寒川比古命 (さむかわひこのみこと)・寒川比女命 (さむかわひめのみこと)
【別称】寒川大明神
【社格等】延喜式内社(名神大社)・国幣中社(明治四年)・相模国一之宮・別表神社
【創建】不詳
【主な祭典】例大祭(9月20日)・国府祭(5月5日)・浜降祭(7月第3月曜日)
【摂末社】御祖神社・宮山神社(宮山地区にあった7社をまとめて祀る)
【見どころ】神嶽山神苑(かんたけやましんえん)
【場所】 神奈川県高座郡寒川町宮山
日本一御祈祷者が多い八方除の守護神
寒川大明神(寒川比古命・寒川比女命)は、相模国を中心に関東一円を開拓した神、あるいは相模川の神とされる。古くから祀られた神社で、創建年代ははっきりしないが、雄略天皇の御代に奉幣があり、神亀四年(727年)に社殿が建てられた。
吾妻鏡に「一宮佐河大明神」と見え、源頼朝が寿永元年(1182年)に奉幣したのをはじめ、武田信玄が兜を奉納するなど、武将からの信仰が篤かった。
関八州(関東八か国)鎮護の神であり、全国唯一の八方除の守護神として、信仰を集めている。江戸の裏鬼門に当たることから、社殿は南西を向いている。
夏至には丹沢の大山に陽が沈み、春分・秋分には富士山に陽が沈む。また、冬至には箱根の神山に陽が沈む位置に社殿が建っている。
⇒ 寒川神社ホームページ