多度大社(たどたいしゃ)DATA
【御祭神】天津彦根命(あまつひこねのみこと)
【社格等】延喜式内社(名神大社)・国幣大社(大正四年)・伊勢国二宮・別表神社
【創建】雄略天皇の御代
【主な祭典】例祭(5月4日~5日:上げ馬神事)
【摂末社】一目連神社(天目一箇命)・美御前社(市杵島姫命)・新宮社(天津彦根命幸魂・天目一箇命幸魂)・一挙社(一言主命)ほか
【見どころ】本殿(神明造)・上げ馬神事
【場所】三重県桑名市多度町多度
「お伊勢参らばお多度もかけよ」と歌われた神社
天津彦根命は、当地の豪族・桑名首の祖神。天照大神の第3子であり、伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも歌われた。
背後の多度山を神体山とし、雄略天皇の御代に創建されたと伝わる。763年(天平宝字7年)には僧満願によって神宮寺が創建された。平安後期には伊勢平氏により崇敬され、軍神としても信仰されたが、織田信長の長島一向一揆攻撃により焼失。1605年(慶長10年)、桑名藩主・本多忠勝により再建された。
⇒ 多度大社ホームページ