龍田大社(たつたたいしゃ)DATA
【御祭神】天御柱命(あめのみはしらのみこと:級長津彦命)・国御柱命(くにのみはしらのみこと:級長戸辺命)
【別称】龍田明神
【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治四年)・二十二社(中七社)・別表神社
【創建】第10代崇神天皇の御代
【主な祭典】例祭(4月4日)・瀧祭(4月3日)・風鎮大祭(7月第1日曜日)
【摂末社】龍田比古命社・龍田比売命社・白龍神社ほか
【見どころ】本殿(春日造)
【場所】奈良県生駒郡三郷町立野南
紅葉の名所として知られる風神を祀る神社
古来、広瀬の水神(廣瀬大社)と並び称され、龍田の風神と呼ばれた。右殿に男神の天御柱命、左殿に女神の国御柱命が祀られている。
創建は、崇神天皇の御代までさかのぼり、凶作と疫病が重なり人民が窮地に陥った時、天皇の夢枕に神が顕現したことがきっかけとなった。元々その場所には、龍田地区の氏神である龍田比古命・龍田比売命が祀られていた。天武天皇三年からは、勅使参向の風神祭が行われ、中世まで続いた。
摂社の龍田比売神社に祀られる龍田姫は秋の女神であり、春の佐保姫とともに、和歌の世界ではなくてはならない存在である。在原業平には「千早振る神代もきかす龍田川 からくれないに水くくるとは」の和歌があり、よく知られている。
⇒ 龍田大社ホームページ