吉野神宮(よしのじんぐう)DATA
【御祭神】後醍醐天皇
【別称】吉野宮
【社格等】官幣大社(明治三十四年)・別表神社
【創建】1892年(明治25年)
【主な祭典】例祭(9月27日)
【摂末社】御影神社・船岡神社・滝桜神社
【見どころ】本殿(1927年造営の三間社流造:国登録有形文化財)
【場所】奈良県吉野郡吉野町吉野山
明治天皇の意向で後醍醐天皇を祀る
南朝の後村上天皇は、吉野で崩御した後醍醐天皇の尊像を吉水院に安置した。以降、仏教式の供養が行われていたが、1873年(明治6年)に神仏分離で、吉水院は後醍醐天皇社という神社に改められた。1875年(明治8年)には吉水神社となった。さらに、1889年(明治22年)に後醍醐天皇を祀る官幣中社吉野宮の創建が決定し、吉水神社から後醍醐天皇像を移して1892年(明治25年)に鎮座祭が執行された。1901年(明治34年)には官幣大社に昇格している。