英彦山神宮(福岡県田川郡添田町)

英彦山神宮(ひこさんじんぐう)DATA

【御祭神】主祭神:正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
配祀神:伊耶那岐命(いざなぎのみこと)伊耶那美命(いざなみのみこと)

【別称】彦山権現

【社格等】官幣中社(明治三十年)・別表神社

【創建】継体天皇25年(531年?)

【主な祭典】例大祭(9月28日)

【摂末社】産霊神社・中津宮・下津宮・玉屋神社ほか

【見どころ】本社(1842年造営)・英彦山・奉幣殿(重要文化財)

【場所】福岡県田川郡添田町英彦山

全国三番目の神宮

古代より神体山として信仰されていた英彦山は、天照大神の御子・天忍穂耳尊を祀ることから「日子山」と呼ばれるようになった。神武天皇東征時、天村雲命(あめのむらくものみこと)を遣わして祀られ、崇神天皇41年に社殿ができたと伝わる。また、継体天皇25年(531年)に山中で北魏の僧・善正に会って殺生の罪を悟った藤原善正が、善正の弟子となって建立したともされる。弘仁10年(819年)には、「日子山」を「彦山」に改めた。
十二世紀ころより天台宗に属し、山岳修験霊場として栄え、元禄9年(1696年)に天台修験の別格本山となった。享保14年(1729年)に霊元天皇より「英」の字を賜り、「英彦山」となった。明治の神仏分離により修験道が廃止され、九州彦山山伏の本山・霊仙寺を廃して「英彦山神社」となり、昭和50年(1975年)6月24日、天皇陛下の許しを得て、全国三番目の「神宮」に改称した。

⇒ 英彦山神宮ホームページ

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