日御碕神社(島根県出雲市)

日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)DATA

日御碕神社【御祭神】上の本社(神の宮):神素盞嗚尊(カムスサノオノミコト)
下の本社(日沈の宮):天照大日孁貴(アマテラスオオヒルメノムチ)
【配祀神】上の本社:田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命
下の本社:正哉吾勝勝速日天忍穂耳命・天忍穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野櫲樟日命

【別称】日沈の宮・みさきさん

【社格等】延喜式内社・旧国幣小社(明治四年)・別表神社

【創建】安寧天皇13年

【主な祭典】例大祭(8月7日:夕日の祭)

【摂末社】宗像神社(田心姫命)・蛭児社(蛭児命)・御井社(天村雲命)・稲荷社(土祖神・大己貴命・倉稲魂命)ほか

【見どころ】日御碕神社12棟2基 (1644年造営:重要文化財)・経島・隠ヶ丘

【場所】島根県出雲市大社町日御碕

昼を守る伊勢神宮に対し夜を守る日御碕神社

素盞嗚尊が熊成峯から鎮座地を求めて飛ばした柏の葉が「隠ヶ丘」に留まり、御子の天冬衣命(アメノフキネのミコト)が奉斎したのが「上の本社」。天照大神の神託が「文島(経島?)」に下り、天冬衣命が奉斎したのが「下の本社」。安寧天皇13年に勅命で神木を定め、開花天皇の時代に社殿を造営、天暦二年(948年)に現在地へ遷座した。
天平七年(735年)の勅に「日出る所伊勢国五十鈴川の川上に伊勢大神宮を鎮め祀り、日の本の昼を守り、出雲国日御碕の清江の浜に日沈宮を建て、日御碕大神宮と称して日の本の夜を護らむ」とある。

近年、日御碕沖に海底遺跡と見られるものが発見された。古い祭祀場ではないかと注目されている。

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