白山比咩神社(石川県白山市)

白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)DATA

白山比咩神社【御祭神】白山比咩大神(菊理媛神)・伊邪那岐尊(イザナキノミコト)伊弉冉尊(イザナミノミコト)

【別称】白山権現・白山本宮

【社格等】延喜式内社・国幣中社(大正3年)・別表神社・加賀国一宮

【創建】第10代崇神天皇年間

【主な祭典】5月6日(例大祭)

【摂末社】荒御前神社(荒御前大神・日吉大神・高日大神・五味島大神)・水戸明神(水戸神)・住吉社(住吉三神)

【見どころ】本殿 (1770年頃造営の三間社流造)・神馬舎(白山比咩大神を乗せて白山に登拝するといわれる大欅の神馬像を安置)・御神木(推定樹齢800年の老杉と昭和天皇御手植えの三本杉)・舟岡山(縄文遺跡がある白山比咩神社創祀之地)・白山比咩神社古宮跡(白山比咩神社が716年から1480年まで鎮座した場所)・白山吉光(鎌倉期の剣:国宝)・芭蕉句碑(風かをる越の白嶺を國の華)

【場所】石川県白山市三宮町

全国に2000社余りある菊理媛を祀る白山神社の総本社

崇神天皇の時代に、白山を遥拝するために創建された社。養老元年(717年)の泰澄大師による白山開山時、白山妙理大権現が顕現し、白山の主峰である御前峰に奥宮が創建された。この白山妙理大権現は、九頭龍王であり、伊弉冊尊の化身であるとされる。なお、白山信仰は三峰を頂く三所権現のかたちをとっており、伊弉冊の白山妙理権現、菊理媛の大行事権現、大己貴(オオクニヌシ)の大汝権現が、三位一体となって祀られる。
永治元年(1141年)には正一位まで昇り詰め、木曾義仲の信仰篤く、修験道の道場として栄えた。けれども、加賀一向一揆や大火の影響で一時荒廃し、中世には三宮の地位にあった。

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