鴨都波神社(奈良県御所市)

鴨都波神社(かもつばじんじゃ)DATA

鴨都波神社【御祭神】主祭神:積羽八重事代主命(つわやえことしろぬしのみこと)・下照姫命(したてるひめのみこと)
配祀神:建御名方命(たけみなかたのみこと)

【別称】下鴨社

【社格等】延喜式内社(名神大社)・県社

【創建】崇神天皇の御代

【主な祭典】秋季大祭(体育の日の前日の日曜日)・夏季大祭(7月16日)

【摂末社】神農社・八坂神社ほか

【見どころ】本殿(1841年造営の加茂流造)・ススキ提灯献灯行事(夏季大祭・秋季大祭宵宮)

【場所】奈良県御所市宮前町

高鴨神社の上鴨に対して下鴨社と呼ばれる事代主命を祀る神社の中心的な神社

葛城氏・鴨氏が信仰していた事代主神を祀る神社。事代主神は、大神神社に祀られる大物主の御子神であることから、「大神神社の別宮」とも称される。同じく葛城氏・鴨氏が信仰する高鴨神社の上鴨社、葛木御歳神社の中鴨社に対して、下鴨社と呼ばれる。
積羽八重事代主命の御神名は、「鴨の水辺で折目ごとに祀られる田の神」という意味である。

社伝によると、崇神天皇の時代に、勅命により太田田根子の孫の大賀茂都美命が創建したとされる。弥生時代の中頃から大きな勢力を持った鴨族が、水稲農耕に伴い高鴨神社付近から降りて来て定住したと考えられており、一帯は弥生時代の遺物が多く出土される「鴨都波遺跡」となっている。

⇒ 鴨都波神社ホームページ

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