大和神社(奈良県天理市)

大和神社(おおやまとじんじゃ)DATA

【御祭神】中殿:日本大国魂大神(やまとのおおくにたまのかみ)
左殿:八千戈大神(やちほこのおおかみ)
右殿:御年大神(みとしのおおかみ)

【別称】朝和之宮(あさわのみや)

【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣大社(明治四年)・二十二社(中七社)・別表神社

【創建】崇神天皇6年

【主な祭典】例祭(4月1日:ちゃんちゃん祭り)

【摂末社】高龗神社(雨師大神)・朝日神社(朝日豊明姫神)・事代主神社(事代主神)・厳島神社(市杵島姫命)・増御子神社(猿田彦神天鈿女命・市磯長尾市命)ほか

【見どころ】本殿(1874年造営の春日造)・戦艦大和関連展示館・ちゃんちゃん祭り(奈良県指定無形民俗文化財)

【場所】奈良県天理市新泉町星山

戦艦大和ゆかりの神社

御祭神の日本大国魂大神(倭大国魂)は、宮中に天照大神とともに祀られていたが、崇神天皇6年に神との同殿共床を畏れて、倭大国魂は渟名城入姫命に託して祀らせた。しかし、渟名城入姫命が瘦せ衰えたために、夢告によって市磯長尾市に祀らせたと、日本書紀にある。
寛平9年(897年)には正一位の神階に叙せられ、伊勢神宮に次ぐ社領を有していたが、遷都や藤原氏の隆盛とともに衰退し、天正11年(1583年)の火災によって仏堂様の建造物となってしまっていた。明治4年に官幣大社に列せられ、現在の社殿が造営された。
なお、日本海軍の戦艦大和には、大和神社の御祭神の分霊が艦内神社として祀られていた。現在、境内には「戦艦大和ゆかりの碑」などがある。

⇒ 大和神社ホームページ

言霊の杜