猿田彦神社(三重県伊勢市)

猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)DATA

猿田彦神社【御祭神】主祭神:猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)・大田命(おおたのみこと)

【社格等】無格社・別表神社

【創建】明治時代

【主な祭典】春季例祭(4月4日・4月5日)・秋季例祭(11月4日・11月5日)

【摂末社】佐瑠女神社(天宇受売命)

【見どころ】本殿(さだひこ造り)

【場所】三重県伊勢市宇治浦田

猿田彦大神を祀る神社の総本社とも言われるみちびきの神の社

ニニギの天降りの先導を終えた後に、猿田彦大神は伊勢の五十鈴川の川上に鎮まった。その子孫の大田命は、倭姫命に五十鈴川上の地を献上し、そこが伊勢神宮となった。その大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し伊勢神宮の玉串大内人となり、邸宅内にみちびきの神である猿田彦大神を祀っていた。明治時代に、屋敷神を改めて神社としたのが猿田彦神社である。

猿田彦大神を祀る神社は全国に約2千社あるが、昭和10年の内務省神社局の調査では、その総本社は椿大神社とされた。ただ、「倭姫命世記」に、宇治土公家こそが猿田彦大神の直系の子孫とされていることなどから、この猿田彦神社が総本社であると考える向きもある。

⇒ 猿田彦神社ホームページ

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