梅宮大社(うめのみやたいしゃ)DATA
【御祭神】酒解神(さかとけのかみ)・酒解子神(さかとけこのかみ)・大若子神(おおわくごのかみ)・小若子神(こわくごのかみ)
【社格等】延喜式内社(名神大社)・官幣中社(明治四年)・二十二社(下八社)・単立神社
【創建】平安時代
【主な祭典】例大祭(5月3日:梅宮祭)
【摂末社】若宮社(橘諸兄公)ほか
【見どころ】本殿(1700年再建の三間社流造:京都府登録文化財)・またげ石
【場所】京都府京都市右京区梅津フケノ川町
橘氏の氏神で酒造の神
橘三千代により、橘氏の氏神として創祀され、平城京内で祀られていた。平安遷都により、嵯峨天皇の檀林皇后(橘嘉智子)によって現在地に遷祀された。橘三千代が藤原不比等の後妻となった関係から、藤原氏からも崇敬され、摂関期には藤原氏が橘氏に代わって祭祀を統率した。
御祭神の酒解神はオオヤマツミ、酒解子神はその御子神コノハナサクヤビメとされる。日本書紀に、コノハナサクヤビメが皇祖となる御子を生んだ時、天甜酒(あめのたむさけ)をつくったとあり、初めて酒を造って天神地祇に献じた酒造の神として信仰されている。また、檀林皇后が梅宮大社の砂を産屋に敷きつめて仁明天皇を産んだことから、子授け安産の神としても信仰されている。
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